3学期が終わりました。そして、今日は修了式です。みなさんは、どうして、3学期の終わりだけが、終業式ではなく修了式なのか知っていますか。終業式というのは、一つの学期が終わりましたという意味です。そして修了式は、1年間に学ぶことを全部学び終えましたという意味があり、その証拠として先ほど代表者に渡した修了証があります。皆さんも教室で通知表といっしょに担任の先生からいただけます。
今日は私も自分の1年間を振り返ってみます。4月の始業式に、私はみなさんに『今年は、校門のところでみなさんとあいさつするだけでなく、通学路まで出て行って、地域の方や交通当番のお母さんにもあいさつをしようと思います。そして、「おはよう」だけでなく「ありがとう」や「お願いします」といった他のあいさつが学校中に広がるようにしたいと思っています。』と言いました。そして、1年間、火曜日は、門のところではなく通学路に出かけていくことを決めて1年間続けました。実をいうと、すごく寒くて氷が張っているような朝や、反対に、立っているだけで汗がだらだら出てくる暑い日は、出かけていくのが辛いなと思う日もありました。けれど、1年間し終えてやってよかった、と思っています。なぜなら、学校の中だけでは出会わない方とたくさんあいさつができ、時には「寒いですから体に気をつけてくださいね。」とか「この前、学校で花をいただきました。ありがとう。」という言葉も交わせるようになったからです。
「おはよう」だけでなく他のあいさつも広がってきました。月曜日に卒業していった6年生は卒業証書を手渡すと「ありがとうございます」と返してくれ、見送りの拍手の中、笑顔で会釈をしながら通っていきました。土日にあった乙川祭りや向山のお祭りで会った子たちは遠くの方から走ってきて元気に「こんにちは」を言ってくれました。「明日の卒業式ではお願いします」とていねいにあいさつをしてくれた6年生もいました。あいさつはみんなを幸せな気持ちにしますね。
1年間をふりかえった後は新しい1年が待っています。4月に、一つ学年が上がった元気なみなさんに会えることを楽しみにしています。